第2日目(9月9日)
朝7時にお父さんと一緒に児玉家を出発し、「めっけもん広場」の集荷場の見学&お手伝いに行ってきました。(「めっけもん広場」についてはこちら)
集荷場に行って、まずびっくりしたのは、農家のおばちゃんおじちゃんたちの元気のよさ。
小柄なおばあちゃんがバイクに乗って現れたときには、驚きを越えて笑ってしまいました。
このおばあちゃん、バイクでモロヘイヤを運んできてくれたのですが、モロヘイヤってこんなどこにでも生えてそうな草なんですね。
初めて見ました。
お父さんが買ってくださり、夕食におばあちゃんがお浸しにしてくれたのですが、おくらのようにネバネバしていて、血液サラサラ効果があるそうです。
集荷場では他にもまくわ瓜やピーナツ南京、辛くない唐辛子など、都会ではあまり目にできない野菜がたくさん。
こういった珍しい野菜は、地元和歌山よりも大阪に旅立っていくことが多いそう。
(写真はピーナッツ南京)
ピーナツ南京なんて、都会のスーパーに並んでいたらすぐに売り切れてしまうんじゃないでしょうか。
まだまだ知られていない農産物を育てて、都会の消費者をもっと驚かせてほしいですね。
この日はイチジクの大量注文があったそうで、次々にイチジクが運ばれてきました。
このイチジクに出荷先のスーパーからの要望でワックスをスプレーすることに。
今どきワックスなんてかけないほうが売れるのでは・・という気もしますが、そうでもないそう。
社長や地元農家の方々も口をそろえて、ワックスなんてかけないほうがいいとおっしゃるのですが、やっぱりワックスをかけたほうが消費者には美味しく見えるし売れるとのこと。
ワックスは添加物として許可されているもので体に有害というわけではないけれど、見栄えだけのためにわざわざ添加する必要ってあるんですかね。
まだまだ世間にはワックスが必要のないものだといった知識が普及していないので、生産者の側から伝えていかなきゃならんという話もされていました。(ちなみに、観音山フルーツガーデが販売するイチジクは、ワックスを使っていないとのこと。)
それにしてもイチジクって味気なくてドロドロしていて、というイメージしかなかったのですが、昨夜その話をすると、「それは美味しいイチジクを食べたことがないからだ!」と児玉さんに断言されてしまいました。
そこで今日は早速、地元のイチジク農家の方から完熟イチジクを頂きかぶりついてみると、とってもおいしい!
イチジクは傷みやすく、都会で流通しているものは未熟なうちに収穫したものだから、本来の味とは程遠いそう。
こんなにおいしい完熟イチジク。
もっと身近で買えるようになるとうれしいな。
傷みやすいならジャムにして流通させれば、もっとイチジクのおいしさが広まりそうですけどね。
午後は、昨日と同じ、レモンの吊り上げ作業。
レモンの木にはところどころ新芽が出ているのですが、この新芽、オーキシンという成長ホルモンによって、成長を促進されているそう。
このオーキシンは、光合成に有利な枝の一番高い部分に多いそうで、確かに垂れ下がった枝の下側の新芽よりも一番高い部分の新芽が一番太く大きく育っていました。
植物も奥が深いなぁ。
(H・T)
(とろコク搾りのラベル貼り)
(レモンの枝吊り作業)
初めての草刈り体験!