[customer_name]　様

いつもご愛顧をいただきまして、本当にありがとうございます。
観音山フルーツガーデン児玉です。

当園は今日が仕事納めでした。
無事に納めることが出来まして、お客様はじめ全ての関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

振り返りますと今年は梅の大不作から始まり、桃や柿、みかんも不作の年でした。
不作の時は木が果実を多く付けないので、その年は大変ですが翌年は木が休んでいるのでたくさんの果実を実らせてくれます。
つまり２年を足して２で割るとほぼ平均になります。
また１０年単位で考えると、もっと顕著に平均の収穫量になります。

ただ、今の産地では単純にそのように考えることも出来ません。
お米もそうですが、産地の高齢化がどんどん進んでおり、団塊の世代の農家さんが圧倒的に多い中、その方々のリタイアがどんどん進んでいます。
当園でも、農家さんから「農地を借りてほしい」という申し出が急増しており、当園で研修をして巣立った若手農家さんでも既に借受農地が手一杯でこれ以上借りられないような状況です。
当園としても積極的に借り受けたいのですが、人員的にも難しいところがありお断りすることも増えています。
不作による農産物の値上がりがありますが、今後は不作にとどまらず高齢化と温暖化によっての生産量減少で値上がりすることも増えてくるのではないかと感じています。
国内のお米価格や円安での海外農産物の価格上昇、また異常気象によるオレンジやカカオ、油などの価格高騰など、食料を巡る問題は今後さらに増加してくるのではないかと思いますし、２０２５年は激動の年になるようなことも言われています。

そんな中、当園でも少しでも多くの農園を耕し、食料を増産して一人でも多くのお客様にしっかりと日本産フルーツをお届けしていきたいと思っています。
和歌山のど田舎の小さな単位の農園ではございますが、来年も今ある園地や新たな園地を耕し、通販でお客様に新鮮で美味しいフルーツを直送し、加工製品で訳ありフルーツを大事にして付加価値を高め、フルーツパーラーでお客様に五感でお喜びいただき、そして私達や地域が元気になれるように励んでまいります。

最後に、本年のご愛顧に改めて感謝申し上げるとともに、皆さまの新しい年が幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
どうぞ良い年末年始をお過ごしいただき、良いお年をお迎えくださいませ。
 [customer_name]様のご健康とご多幸をご祈念申し上げます。

（農園通信）

おかげさまで観音山フルーツパーラー登別店は無事にオープンしました。
登別温泉の老舗旅館、第一瀧本本館様の１階ロビーフロアでございます。
昨日も多くのお客様にご利用いただけたとのことで、出だしはおかげさまで好調です。
和歌山から巣立ったみかんも、登別温泉という素晴らしいところで可愛いパンダみかんパフェになっております。
パフェはフルーツの素晴らしさをより引き立ててくれますので、本当に素晴らしい食べ物です。
北海道や登別温泉に行かれた際には、ぜひ当園のフルーツパーラーにお立ち寄りくださいませ。